【矯正歯科治療は歯が痛い?矯正歯科治療の痛みについて解説】

query_builder 2022/12/09
お知らせ
矯正

矯正歯科と聞くと、「矯正治療は痛みが強いのでは?」と考える方も多いと思います。痛いのが苦手で矯正治療に踏み切れないという方は、小さいお子様だけではなく、大人でも沢山いらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、矯正治療の痛みが出る理由や、痛みの期間、痛みを和らげるにはどうすれば良いのかなど、歯の矯正に伴う痛みに関して細かく説明させて頂きます。

▼矯正歯科治療の痛みの種類

矯正歯科治療の痛みの種類に関しては大きく分けると、「矯正器具による痛み」、「治療によって歯が動くことによる痛み」、「ものを噛むことによる痛み」の3つに分けられます。この3つの痛みと、その痛みと上手く向き合っていく方法に関して説明させて頂きます。

・矯正器具による痛み

矯正器具が口内を傷つける事で痛みが生じることがあります。これは主にワイヤーとブラケットを使う治療で起こることが多いです。矯正器具が口の内側や舌に当たって口内炎ができてしまうことがあります。このように、矯正器具が口内に当たって痛い場合は、矯正用ワックスを活用するなどをして、矯正器具と口内の接触を防ぐ事で予防することもできます。矯正用ワックスに関しては無害なものを使用しておりますので、誤って飲み込んでしまったとしても体に害はありません。安心してご利用頂く事ができますので、医師に相談して頂く事をおすすめします。

・歯が動く事による痛み

ワイヤー矯正で歯にワイヤーを装着したばかりのタイミングや、マウスピース矯正でマウスピースを交換したばかりのタイミングなど、矯正装置をつけたばかりの時期はどうしても歯に痛みが伴います。
そもそも歯の矯正治療は、動かしたい方向に圧力をかけて徐々に歯を動かしていき、歯並びを整えるという治療です。歯は歯槽骨で支えられていて、矯正器具を使って歯に圧力をかけ続けると、少しずつ歯が移動し始めます。矯正器具によって歯が骨に押し付けられると、歯の根を覆っている歯根膜が圧迫され、歯根膜が元に戻ろうとすることで骨を溶かす細胞ができます。歯が動く方向の反対側には骨が形成されます。この一連の流れによって歯を少しずつ動かしていくのが、矯正治療です。この流れの中で骨が溶ける際に痛みを感じます。なので、ワイヤーを締め直してから少しすると、歯に痛みを感じるようになるのです。
この痛みは個人差もありますが、矯正装置を着けてから3時間くらい経つと徐々に痛みが出てきます。2~3日後に痛みのピークを迎えますが、1週間もすれば痛みは治まります。どうしても痛みに耐えられないという方は、市販の痛み止めを活用してみたり、担当医師に相談するなどして対処しましょう。

・ものを噛むことによる痛み

矯正中に歯が動く事によって痛みが生じている期間は、食べ物を噛むときにも痛みが伴います。先程紹介したように、ワイヤー矯正での痛みは、矯正装置を付け替えてから3時間後~1週間は痛みが生じますので、その期間はあまり固くない歯に優しい食べ物を食べる事をすすめします。例えば、卵料理の場合でも、ゆで卵ではなくスクランブルエッグにしてみたり、お米もお粥にしてみたりなど、少しの工夫で食事も多少苦ではなくなります。このように、少し工夫をして上手く痛みと向き合っていきましょう。

▼痛みを和らげる方法

矯正治療に伴う痛みは、個人差にもよりますが痛みが生じてから1週間程度は続きます。患者様によっては、どうしても矯正の痛みが耐えられないという方も中にはいるかもしれません。矯正治療期間中は上手く痛みと向き合っていく事が大切です。3つの痛みの種類がありますが、痛みの原因別に対処方法や上手な向き合い方をご説明させて頂きます。

・矯正器具による痛み

矯正器具が口内を傷つける事によって、痛みが生じる場合には矯正用のワックスを使用することをおすすめします。この矯正用のワックスは体に害はありません。万が一飲み込んでしまったとしても大丈夫ですので、安心して使用して頂く事ができます。

・歯が動く事による痛み

歯が動く事で生じる痛みに関しては、冷やすことで痛みが緩和される場合もあります。市販薬で痛みを緩和させることも可能ですが、薬の成分によっては、歯が動くのを鈍くしてしまう可能性も考えられますので、市販薬で対応する場合は、担当の医師に一度確認することをおすすめします。

・ものを噛むことによる痛み

ものを噛むことで生じる痛みに関しては、食事を工夫することが大切です。硬いものではなく、あまり噛む力を必要としない優しい食べ物を食べましょう。お粥やスープを食べてみたり、食事を工夫することで痛みと上手く向き合っていく事ができます。

まとめ

今回は矯正治療における歯の痛みの種類と、その対処法についてご説明させて頂きました。近年、口元を気にされる方が増えてきたことで歯の矯正を検討される方は増えてきています。しかし、まだ矯正歯科は痛いというイメージを持った方も少なくはありません。上手く向き合っていく事で、個人差はありますが、痛みを軽減することもできます。痛みの原因を知り、原因に合った対処法で、長い矯正治療期間を快適に過ごせるようにしましょう。



NEW

  • 歯並びのトラブル解消:小児矯正のメリットと適切な時期

    query_builder 2023/06/05
  • 矯正歯科治療の概要

    query_builder 2023/06/05
  • 歯の裏側につける床矯正について

    query_builder 2023/06/05
  • 小児矯正について知っておきたいこと:歯並びの改善と予防に役立つ方法

    query_builder 2023/05/01
  • ワイヤー矯正とは?今治市の【矯正歯科】が解説

    query_builder 2023/04/17

CATEGORY

ARCHIVE