子どもの歯並びが悪い原因とは?小児矯正を始めるタイミングについて

query_builder 2024/12/27
お知らせ
検査を受けている男の子

「子どもの歯並びが悪くなる原因って何だろう?」「歯並びが悪いとどうなるの?」と気になる方もいるかもしれません。子どもの歯並びが悪いと、虫歯や歯周病のリスクが高くなるだけでなく、食べ物をうまく噛めなかったり、話し方に影響が出たり、体や心の健康にも悪い影響を与えることがあります。
ここでは、子どもの歯並びが悪くなる原因やその影響、さらに歯並びを悪くしないための方法について、分かりやすく解説します。


子どもの歯並びが悪いとはどういう状態?

子どもの歯並びが悪いまま放っておくと、食べ物をうまく噛めなかったり、発音に影響が出たり、顎や骨の成長に問題が出ることがあります。早めに異常に気づき、適切に対処することが大切です。以下が子どもによく見られる悪い歯並びの種類です。


・叢生(そうせい)

歯がガタガタに並んでいる状態で、日本人によく見られる歯並びの問題です。乳歯の時期に歯と歯の間にすき間がない場合、永久歯が生えるときにさらに乱れることがあります。


・上顎前突(じょうがくぜんとつ)

「出っ歯」と呼ばれる状態で、上の前歯が前に大きく突き出ています。この状態では前歯で食べ物をうまく噛み切るのが難しくなり、噛み合わせ全体に影響を与えることがあります。


・過蓋咬合(かがいこうごう)

奥歯を噛み合わせたときに、上の前歯が下の前歯を深く覆っている状態です。「ディープバイト」とも呼ばれ、顎や歯に強い負担がかかりやすい歯並びです。この状態が続くと、歯肉炎や顎の痛み(顎関節症)につながる可能性があります。


・下顎前突(かがくぜんとつ)

「受け口」や「反対咬合」と呼ばれる状態で、下の歯が上の歯より前に出ています。成長とともに悪化しやすく、早めの治療が重要です。1~2歳頃までの乳歯が生えそろう前の段階では、自然に治ることもありますが、心配な場合は早めに歯医者で相談しましょう。


・開咬(かいこう)

奥歯を噛み合わせても前歯にすき間ができる状態です。この状態が長期間続くと、歯並びだけでなく骨にも影響を及ぼす可能性があります。矯正治療だけでは改善が難しい場合もあり、重症の場合は手術が必要になることもあります。


子どもの歯並びが悪くなる原因とは?

子どもの歯並びが悪くなるのは、遺伝だけではありません。虫歯や癖、普段の生活習慣など、さまざまな要因が影響しています。ここでは、よくある原因を分かりやすく説明します。


・遺伝

歯並びには遺伝の影響があるといわれていますが、親の歯並びがそのまま子どもに受け継がれるわけではありません。遺伝するのは、歯や顎の大きさ、骨格のバランスです。叢生(歯がガタガタになる状態)や出っ歯、受け口は、遺伝が関係している場合が多いです。


・虫歯や歯周病

虫歯や歯周病も歯並びを悪くする原因になります。進行することで歯を支える骨が弱まり、歯がずれて歯並びが乱れる可能性があります。また、歯を失ってしまうと、その隙間に隣の歯が傾いてさらに歯並びが悪くなることがあります。


・食生活

やわらかい食べ物ばかり食べていると、噛む回数が減り、顎の成長が不十分になることがあります。顎が小さくなると歯が並ぶスペースが足りなくなり、歯並びが悪くなります。


子どもの歯並びが悪くなるのを防ぐ方法とは?

子どもの歯並びが悪くなる原因は、生活習慣や癖によるものが多いです。普段の習慣を見直すことで、歯並びの悪化を防ぐことができます。以下に分かりやすく解説します。


・姿勢を良くする

猫背などの悪い姿勢は、顎の発達に影響を与え、歯並びが悪くなる原因になります。最近では、スマートフォンやタブレット、ゲーム機の使いすぎで姿勢が悪い子どもが増えています。日頃から背筋を伸ばし、正しい姿勢を意識することが大切です。


・しっかり噛んで食べる

食事のときにしっかり噛むことで、顎や口周りの筋肉が鍛えられ、歯並びの乱れを予防できます。やわらかい食べ物ばかりではなく、少し硬い食べ物を取り入れるのも効果的です。また、よく噛むことで唾液が増え、虫歯や歯周病の予防にもつながります。一口につき30回を目安に噛む習慣をつけましょう。


・鼻で呼吸する

口呼吸は、顎や舌の位置が正しくなくなり、顎の成長が十分に進まないことがあります。その結果、歯並びが悪くなることがあります。さらに、口呼吸は虫歯や歯周病の原因になるだけでなく、喉の炎症やアレルギーなどの健康リスクも高まります。普段から鼻で呼吸する習慣をつけましょう。


・定期的に歯科検診を受ける

子どもの歯並びを守るためには、歯科医院での定期検診が欠かせません。乳歯から永久歯への生え変わりや、顎の成長を定期的にチェックすることで、問題があれば早めに対処できます。また、虫歯や歯周病の予防にもつながるため、定期検診を習慣化しましょう。


今治市で小児矯正をお探しなら【ひかり歯科医院】へ

子どもの歯並びが悪くなる原因には、遺伝だけでなく、虫歯や歯周病、普段の癖や習慣などが関係しています。歯並びが悪い状態をそのままにしておくと、見た目の悩みだけでなく、発音や食べ物を噛む力にも影響が出ることがあります。当院では、お子様一人ひとりの状態に合わせた丁寧な診察と治療を行い、歯並びやお口の健康をサポートしています。
今治市で小児矯正をお探しなら【ひかり歯科医院】へお気軽にご相談ください。土曜日も12:30まで診療しております。


ひかり歯科医院の小児矯正についてはこちら

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