部分矯正とは？ | 矯正歯科治療の概要 | 医療法人眞歯会ひかり歯科医院では歯の健康維持に役立つ情報をブログに綴ります

▼部分矯正のメリット・デメリット

部分矯正にも、他の矯正方法と同じようにメリット・デメリットがそれぞれあります。どのようなメリット・デメリットがあるのかを紹介します。

矯正する範囲が狭い分、必要とする矯正器具が少なく済むため、矯正にかかる費用も他の矯正方法と比較すると安く済みます。矯正はしたいけど費用が高くて治療できないと躊躇していた方におすすめです。

2. 治療期間が短い

全体のワイヤー矯正やマウスピース矯正の場合は、平均でも2年程矯正に時間がかかります。それと比べて部分矯正の場合は、矯正する範囲が狭いので、圧倒的に短期間で矯正が完了します。治療期間が短いため、患者様への負担も少なく済みます。

3. 気軽に治療を開始できる

部分矯正は痛みの範囲も少なく、矯正器具が目立つことも少ないので、気軽に治療を始める事ができます。

1. 適応できる症例が限られている

部分矯正は矯正の範囲が限られている治療法のため、軽度の乱れた歯並びであれば適応可能ですが、顎の骨の位置に問題があったり、重度の乱れた歯並びの場合は部分矯正では治す事ができません。

2. 噛み合わせの改善はできない

部分矯正は基本的に前の歯を動かして歯並びを整えることが多いです。なので、奥歯を動かすわけではないので、噛み合わせ自体の改善は見込めません。噛み合わせの改善も必要な歯並びで、部分矯正を行うとバランスが悪くなってしまう可能性があります。

3. 歯を削る可能性もある

歯を並べるスペースを確保するために、歯を削る治療を行う可能性があります。歯がしっかりと収まりきらないと、出っ歯になってしまう可能性もあります。

▼部分矯正の矯正方法

部分矯正を行う場合は、下記のような治療法で行います。

ワイヤーとブラケットを使って矯正を行う、一般的な矯正治療です。歯の表面に器具を着ける表側矯正と、目立たないように器具を裏側につける裏側矯正（舌側矯正）があります。ワイヤー矯正で部分矯正を行う場合は、治療期間は3ヵ月～1年程度です。（個人差があります）

マウスピースを1日20時間以上装着して行う、マウスピース強制でも部分矯正を行う事が可能です。ワイヤーでの矯正よりもコストを抑えて歯並びを治すこともできます。マウスピースでの矯正に関しては、いずれもワイヤーと比較すると適応できる症例は限られているので、しっかりと歯医者で相談してから治療を進めてください。